コーチング,カウンセリング共に、目標実現,問題解決方法の答えをクライアントから引き出します。
コーチ,カウンセラーは、クライアントが答えを出せるようにサポートします。
では、コーチングとカウンセリングでは何が違うのでしょうか?
それは、クライアントが目標実現、問題解決に至るまでの手順の違いです。
以下にコーチングとカウンセリングの手順を示します。
1.コーチングの手順
2.カウンセリングの手順
上記のようにカウンセリングは、先にクライアントの気持ちを整理してから目標を設定します。
人は気持ちの整理がつかないままでは、目標の設定ができないからです。
コーチングは、主に初めに目標を設定できるクライアントの方を対象にします。
カウンセリングは、主に「頭の中が整理できていない」、「精神的に落ち込んでいる」等気持ちの整理が
つかず、目標の設定ができないクライアントの方を対象にします。
まず何がクライアントの身にに起きているのか?をカウンセラーが傾聴の技法で気持ちを整理させてから、
目標を設定します。
ですから、カウンセリングの方が目標設定までに時間がかかると言えます。
このように聞くとカウンセリングにネガティブなイメージを持つかもしれませんが、目標設定まで時間をか
けて整理する分、目標設定から実行までの時間がコーチングより短くて済む場合もあります。
また、カウンセリングでは現状整理の段階で、カウンセラーに傾聴してもらい、心の中の苦しみを吐き出す
ことで問題が解消(カタルシス効果)する場合もあります。
以上のように、コーチングとカウンセリングの違いは「目標設定」の前に「気持ちの整理」という手順が入るか、
入らないかの違いですので、気持ちの整理がついていない方は、カウンセリングから入ればいいのです。
重要なのはクライアントが今の自分にとって一番適している手法を選択することです。
コーチングは、仕事の問題を取り扱うビジネスコーチングと個人の問題を取り扱うパーソナルコーチングの
2種類に分けられます。
パーソナルコーチングは、気持ちの問題を取り扱うことが多いので実は、コーチングと言ってもカウンセリング
から入っていることが多いと言えます。
私はカウンセリングも学んでいますので、どちらのクライアント様にも対応させて頂いています。
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