コーチングで大切なことは、クライアントから問題の解決方法の答えを引き出すことです。
しかし、コーチはクライアントから答えが出たからといって、簡単に満足してはいけません。更に別の方法や工夫が無いか
質問することが大切です。
クライアントが「もう答えが出た」と安心したところで「他に方法や工夫することがありませんか?」と更にコーチが質問する
のです。
クライアントは「そんなこと言われてもう無いよ」と雑巾の最後の一滴を絞りだすように考えることにより、無意識の中に隠
れていた更に深い答えを出すことができます。
私がセッションしたクライアントの方から、以下のようなコメントを頂きました。
「自分ではもう完了したと思った行動に対して、『もうひと工夫?』と聞いていただいたことで、行動に広がりを持たせるこ
とができました。」
深く考えることなしに出てきた答えは、クライアントの意識の浅い所の答えです。
いかにクライアントから、無意識の中に隠れている答えを引き出すかが、コーチの仕事です。
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